茨城県水戸市及びその周辺に住む社会人による山岳会


活動記録

アルパイン 2018年 9月12日(水)谷川岳 テールリッジ

佐藤常/内田/山口

はい。雨、ガス、風…3拍子揃って、敗退です。

朝、4時過ぎにロープウェイ駐車場を暗闇の中出発。建屋を出ると霧雨!?

とりあえず回復傾向にあるようという予報を信じて一ノ倉出合まで。薄明るくなってきたが正面に見えるはずの岸壁はガスの中。雨も霧雨からしっかり雨に…。

湯沢の予報は晴れマークだし、みなかみだって午後には晴れマークが付いてるんだぜ!出合でハーネス装着して一ノ倉沢に突入だ!自分は今回トレランシューズ。雨で濡れた露岩には向かないようでつるつる滑る。フリクション勝負のところは絶対無理!アプローチシューズ買わないとだめかぁ…。

止む気配のない雨がふりそぼるなかヒョングリの滝を越えてテールリッジ末端へ。ガスは晴れる気配はない。『予報は晴れに転じるはず!』と主張するも『このガスはとれるガスじゃないぞ…』と大先輩の菊池さんがつぶやく…え〜…テールリッジを登り切り衝立岩取り付き到着。菊池さんの予言?通りガスは薄くなるどころかますます濃くなる(ガスの中に突入しているのだから濃くなるのは当たり前?)

ここまで来たのだからせめて南稜テラスには行こう。と言ってくれたので南稜テラスまで行くことに。トラバースの危険個所はフィクス張ってくれたので安心。無事南稜テラス到着。着いた時には雨は止んだようだが岩は濡れているし、風は強く吹き付けてきて震えがくるほど寒い。1ピッチ目のチムニーすらガスの中…。『…ここまできたら行くか!?行ったら抜けるしかないよなぁ…』なんてつぶやく佐藤さん…先輩お二方には大変申し訳ないですが、こんな濡れてる岩の登攀はわたくしイヤです!どうする?と聞かれて『今日は懸垂下降の練習で来たんですよね!?ここから全部懸垂下降で降りましょう!(靴が滑るから怖いです…)むしろ懸垂下降じゃないと自分降りません!(おいおい、どうするんだよ?)』と主張して無事懸垂下降で安全に下山しました。

南稜テラスまでは確かに(フィックスもあるので)ザイルを出すほどではないのだが、雨で(靴の性能が大きい気もするが)滑るし、落ちたら1撃死確実だしで精神的にも非常に疲れた。まだまだ練習不足、経験不足を実感した敗退でした。

帰りの温泉は水上温泉街にある『ふれあい交流館』570円。シャンプー、ボディソープ付き。シャワー6台。湯船が小さい。駐車場も小さい。カウンターの方は気さくに話しかけてくる…これがふれあいか!?w記:内田

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